口を開ける男の子のイメージ

口を開いていると、口の周囲の筋肉〔口輪筋〕が弱くなります。通常2キロの力が1キロ以下しかありません。力の減少を補うために下顎の先端のオトガイ筋が働きます。過剰なオトガイ筋の働きは、下顎が前方に発育するのを抑制し、下顎を後退させます。
悪い筋肉の作用は、歯並びだけでなく口の形や、顎・頬の骨の形のバランスを崩し、立体感のない平坦な顔に成長させます。
笑うと歯肉の見える人がいますが、これは上顎が正常に成長できず、下方向に発育した結果です。
「鼻が悪いので、うちの子は口を開けています。」と言うお母さんがいます。それは、言い訳にすぎません。
開口〔下の写真のように自然な状態で口を開いている状態〕は「笑うと上の歯肉が見える」「下顎が引っ込んで顎がない」など一生の顔貌の問題です。常に「口を閉じる」ことを意識し、食事は、口輪筋・表情筋を使った「前歯で咬む食べ方」を意識的に行いましょう。日常生活が治療です。
唇を閉じるリップシールが一番大切です。成長期に崩れた骨の形態は、生涯変わりません。特に女の子は、男の子より成長が止まるのが早く、女の子の成長は、14才で上顎の成長はほぼ完成してしまいます。


感染予防対策

ドリルは患者さん1人1人に1本ずつ滅菌パックしたものを
交換して使用しております。
また、バーなどの医療器具なども滅菌パックしたものを使用しておりますので、安心して治療を受けて頂けると思っております。