矯正の治療だけでなく、すべての治療の理念です

笑顔のイメージ

10才の子どもは、やがて20才の青年、80才の老人になります。
10才の時の治療は、10才のための治療ではありません。より良い青年、壮年、老人になるための治療でなくてはなりません。
大切なのは、子どもは大人の縮小ではないことです。
子どもは、正しく大人に発育すべきです。

歯は、一回削ったり、抜いたりしたら、元には戻りません。
人間には、むだな組織はありません。歯は、人間が機能と発育をするための大事な構成要因です。その組織を失うことは、人としての一生を考えるとその損失ははかりしれません。
きれいな歯並びを得るために、失う機能と発育を考えます。何かをすれば、プラスとマイナスが共に生じます。

医療は、プラスを基準にするよりも、できるだけマイナスを少なくしてプラスを得ることを考えるべきです。

厚生省は、昭和23年に歯科を一般歯科、小児歯科、矯正科(昭和54年)、口腔外科に分けました。 ここから歯科医療の混乱が始まりました。
歯科治療の基本は、口腔外科、補綴(ほてつ)科、保存科の3つの違った治療科目の立場で治療します。
口腔外科治療は、手術をすることを基本としています。補綴治療は、失った歯を人工の歯、材料で補うことを基本としています。保存治療は、できるだけ歯を残すのが基本の考えです。生体のバランスを大切にした治療方法と考えています。
一般歯科の治療も、矯正歯科の治療も治療目的によって治療方法が異なるのは当然です。
従来の矯正は、口腔外科を基本としています。補綴の立場の矯正治療が審美歯科です。
床矯正による矯正治療は、保存的治療です。どの治療方法が良いかという答えはありません。
いろいろな治療方法を患者さんが選択するべきでしょう。


感染予防対策

ドリルは患者さん1人1人に1本ずつ滅菌パックしたものを
交換して使用しております。
また、バーなどの医療器具なども滅菌パックしたものを使用しておりますので、安心して治療を受けて頂けると思っております。