歯の表面につく、ヌルヌルとした白い汚れを歯垢(プラーク)といいます。この歯垢の中にはたくさんの細菌が潜んでいて、むし歯や歯周病の原因となります。
むし歯や歯周病を予防する上で大切なことは、病気の原因であるプラークを除去することです(プラークコントロール)。歯みがきはプラークを取り除く基本的な方法ですが、正しい歯みがきをしないと、毎日みがいていてもプラークを完全に取り除くことはできません。

きちんと磨けているかな?

プラークは、歯の色と似た白っぽい汚れです。ちょっと見ただけではきちんとみがけているのかわかりません。
そこで、プラークを赤く染め、歯の色と区別がつきやすくする方法が染め出しです。染め出しをすることによって、普段プラークを見落としている所を目で確かめることができ、歯みがきの仕方の癖(くせ)がわかります。ぜひ試してみて下さい。

染め出しの手順

プラークの染め出し

染め出しの赤い色は食紅と同じ成分ですので飲み込んでも体に害はありません。
染め出し剤を歯のすみずみまで塗ります。
その後2~3回うがいをして余分な染め出し液を洗い流します。
赤く残ったところがプラークが着いているところです。赤いところがなくなるまで丁寧にブラッシングしましょう。
もう一度染め出しで確認します。


染め出しの結果を元に、患者さん一人ひとりに合ったブラッシングの方法を指導いたします。
お子さんの歯で何か気になることがありましたら、お早めにご相談ください。