よい歯並びは全身の健康につながります

歯並びの矯正を希望する方で、最も多い理由は「見た目を良くしたい」というものです。もちろん見た目を良くするのはとても大事なことですが、歯並びが悪いことはそれだけの問題ではありません。体全体の健康に大きく影響するものなのです。歯並びの悪いことがどのように問題なのか?その理由をご説明します。

  • むし歯になりやすい
    歯並びが悪いと歯の周りに汚れがたまりやすく、また歯ブラシも届きにくくなります。歯の汚れはむし歯と歯周病の原因になります。
  • 発音が正しくできない
    奥歯を噛みしめて前が開く「開咬」の場合は、「サシスセソ」などの摩擦音を出しにくく英語の場合などは特に大きな障害となります。
  • そしゃく障害が起きやすい
    食べ物を十分に噛み砕くことができないために、栄養摂取の効率が悪くなったり胃腸をこわしたりしがちです。
  • 顎(がく)関節症(かんせつしょう)(アゴの病気)を起こしやすい
    かみ合わせが悪いため、口が開きにくく、アゴの関節で音がする、口を開けた時に関節の周りが痛むなどの障害の原因になります。
  • アゴの成長に異常を起こす
    アゴの成長が進まなかったり、逆に進み過ぎたりし、ひどい場合は顔つきにも異常を起こします。
  • 劣等感をいだきやすい
    歯並びが悪いと、大きく口を開けて笑ったりしゃべったりすることに引けめを感じて性格的にも暗くなりがちです。

以上6点にわたって、歯並びが悪いことが引き起こす身体的、精神的問題点について述べました。歯並びを良くする「矯正」の必要性をご理解いただけましたか?