治療で歯並びがきれいになっても必ず多少の後戻りがあります。これを最小限にくい止めるには、歯と舌と口唇のバランスを良くすることです。
そのためには、以下のことが無意識にできるようになることが必要です。

1.口を閉じて呼吸できること

鼻呼吸

鼻の病気のある人は、まずそれを直しましょう。口を開いて呼吸していると舌が口蓋につきません。上顎が狭くなろうとしてきます。すなわち歯が内側に動いてきます。すると下顎もそれに対応する動きが出てきます。


2.口を閉じて噛んでいるとき 舌が口蓋についていること

深呼吸

鼻呼吸ができても姿勢が悪いと舌が口蓋につきません。猫背にしてみてください、舌が口蓋から離れて行くのが分かります。
良い姿勢とは、深呼吸をして息をはき終わったときの姿です。


3.飲みこむとき噛み締めて咬筋がプックンと働くこと(正常嚥下[えんげ])

ひとくち30回

正常な嚥下では、舌の尖がまず上アゴに付いてそれから舌の後ろが持ち上がり上アゴに付いて飲み込みます。
その時必ず咬筋(アゴを閉じる時に使う筋肉)がプックンと動きます。
良くかむ習慣が必要です。
食品によっても異なりますが目安として、必ず一口30回は噛みましょう。


これは皆さんの努力目標であり、必ず成し遂げてください。