卑弥呼のイメージ

食事のとき、あなたは何回噛んでいますか?現代はハンバーグやスパゲティなどの柔らかい食べ物が多くなり、「よく噛んで食べる」ことが忘れられがちです。古代の女王卑弥呼は、食事に約51分かけ4000回も噛んでいました。それが現代人はわずか11分で600回です。早飯は百害あって一利なし。よく噛まない食生活がわたしたちの健康を脅かしているのです。この事実をよく噛みしめて下さい。


「噛む」と防げるガンとボケ

噛むときに分泌される唾液の中にある酵素(ペルオキシターゼ)は、発ガン性物質の毒性を消す働きをします。また唾液の中には、生活習慣病を予防する働きをしたり、脳の発達や老化に関係しているホルモンがあり、よく噛むほど唾液もよく出て脳の働きを活発にします。ガンや成人病にならず、ボケないためにも、「よく噛む」ことが大事というわけです。

“早食い”は、肥満のもと

肥満防止のイメージ

肥満は生活習慣病の温床。肥満の最大の原因は食べ過ぎ。そして食べ過ぎの人には“早食い”が多いのです。早く食べると、脳が血液中の成分変化の情報をキャッチするまでの間に食べ過ぎてしまうのです。肥満を防ぐためによく噛んでゆっくり食べましょう。ひと口30回は噛みましょう。

よく噛んでハンサム・美人になろう

小さいときによく噛まないと、アゴの骨が十分発達しないため、大人の歯がキチンと生えるスペースがなくなり、歯並びが悪くなります。当然かみ合わせも悪くなって、いっそう噛みにくくなります。
美容と健康のために、硬いものをよく噛んで食べて、アゴの骨と筋肉を鍛えましょう。平安美人も古代の美人も、硬いものを時間をかけて食べたからうまれたのです。