むし歯の発症と進行についての研究が進み、むし歯にかかる危険度(カリエスリスク)には個人差があることが判りました。むし歯の条件それぞれに対してどれだけ危険かをチェックし、リスクを判定することで、一人一人に適した予防プログラムを立てることができます。

カリエスリスクの内容は?

カリエスリスクレーダーチャート

右の図は、カリエスリスクのレーダーチャートとその記入例です。 むし歯を発症させる条件やむし歯を防ぐ抵抗力など、唾液検査によってお口の中の状態を調べます。また、食事回数や食習慣、予防のためのフッ素利用などは簡単なアンケートでチェックします。リスクの判定は、これらのアンケート結果と唾液検査の結果を総合して行います。


食事とお口の中の酸性度

食事とお口の中の酸性度

お口の中は食事によって急激に酸性化し、歯の表面からカルシウムやリンが溶け出します。食事後30~40分経過すると、唾液の力によって酸が中和され、唾液中のカルシウムやリンが歯の表面に戻ります。食事を度々すれば、お口の中は酸性になっている時間が長くなり、むし歯が発症しやすくなります。


お子さんの歯で何か気になることがありましたら、お早めにご相談ください。