歯は大切な財産です

誰でも、将来の自分の姿を思い描いたことがあると思います。でも、将来の自分の歯がどうなっているか、考えたことがありますか?日本歯科医師会では、80歳で自分の歯を20本残そうという「8020運動」を進めていますが、実際には「8007」、80歳で6.5本(1999年『厚生省歯科疾患実態調査』より)というのが現実です。
私たちの生活習慣をみてみると、「1日1回以上の歯磨き」は毎日の習慣となっています。それなのに、なぜ歯を失ってしまう人が多いのでしょうか?

年代別1人平均の歯の本数  歯科健康診査の受診状況  (1999年 『厚生省歯科疾患実態調査』より

歯を失う原因の多くはむし歯と歯周病ですが、どちらも「予防できる」病気なのです。そしてそれは自分で行なう「セルフケア」と合わせて歯科医院で行なう「プロケア」を受けることで、より確かなものになります。

正しいブラッシングをしましょう

自己流で磨いても、お口の状態は少しずつ悪くなってしまいます。専門家に正しい磨き方の指導を受け、丁寧に磨いてください。そして、鏡の前で大きくお口を開けて、自分で点検する習慣をつけましょう。

定期的に健診を受けましょう

歯科医院で定期的に健診を受けて、病気の予防に努めましょう。
お口の中に関心を持ち、「自分の歯を自分で守る意欲のある人」が、「歯を1本でも多く残せる人」なのです。