秋田県秋田市の歯科・歯医者 痛くない治療を心がけています!南浦歯科クリニック
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その7 保険と自費

患者さんが歯科診療を受けようとする時、気になるのが「保険と自費」の問題ではないでしょうか?
厚生労働省は、保険証1枚を病院の窓口に持参すれば全ての医療が受けられるかのような宣伝を国民に対しすることがありますが、医科を含め行政が決めた病気・症状に対し治療方法の制限と定価を定めている仕組みが、医療保険制度です。

国のお金を司る財務省は、医療に関わる出費を抑えようとしますし、厚生労働省は医科や薬剤と歯科の出費バランスを優先します。歯科医療に関する技術も、日々進歩し新たな患者さんにとって有益な技術が世界規模で開発されますが、残念ながら日本の医療保険制度内の歯科診療に取り入れられることは、極めて少ないのが現状です。

患者さんにとって快適で見た目その他にも優れた有用有益な治療方法が、国の財政面の制約から仕分けされた結果が、「保険と自費」の二つの医療を作りました。

また、健康診断は病気ではありませんから、「保険」は使えません。予防接種も病気ではありませんから、「保険」は使えません。しかし、予防を重視し、防げるものは極力防ぐ。一たん病気になった時は、軽症のうちに治す。こちらの方法を選んだ方が、結局トータルな医療コストが抑えられると思うのですが、現在のところ厚生労働省の医療保険制度に対する考え方とは、隔たりがあるようです。

歯科医院と歯科医療技術者を上手に利用し、納得できるまで説明を受け、ご自分にとってその時点と生涯にわたるお口と歯の健康にとって有効な方法を選び取ってください。

特に歯科医療では、治療後のお手入れが治療の効果を長持ちもさせ、台無しにもします。病気になる前に、お口と歯のお手入れに歯科医院と歯科医療技術者を利用して頂くことが、賢い医療消費者になる方法と思います。



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