ホワイトニングは、歯を削らずに薬剤で歯を白くする方法です。歯が変色する原因には、タバコ、コーヒー、茶シブ、口呼吸などによる着色があります。これらはクリーニングだけでかなり落とすことができますが、年とともに変化した歯の黄ばみやエナメル質の内部まで沈着した色素までは落とすことができません。自分の本来の歯の色以上に明るい色を手に入れたい方は、ホワイトニングで白くすることができます。
歯科医院で歯の表面に専用の薬剤を塗り、色素を分解していく方法で、薬剤の特性に応じて光や熱をあてる場合もあります。方法や個人差によりますが、2〜4回ほどの通院となります。早い人は1回で希望の白さになることもあります。ただし、神経を取って黒ずんでしまった歯はこの方法では白くすることができません。その場合は歯の内部に直接薬剤を入れて漂白します。4〜8回ほどの通院が必要です。 歯科医院では1歯単位で色を調節できるので、すでに治療した人工歯の色に自分の歯の色を合わせることも可能です。
自宅(歯科医の管理のもと)で行う方法が「ホームホワイトニング」です。歯科医院で専用のトレーを作り、その中に漂白ジェルを入れて毎日数時間または就寝時歯に装着し、2〜4週間続けます。効果はゆっくりですが、透明感・白さが長持ちするのが特徴です。